「未経験からでもフリーランスになれるスクールを知りたい」
「スクール受講すると、フリーランスとして活躍できるようになるの?」
プログラミングを使って稼ぐことを目指して、25歳の時にスクールを受講した結果、
普通に就職することを選択した僕が、上記の疑問に関する記事を書きたいと思います。
プログラミングスキルを活用してフリーランスになりたいなら、ぜひ読んでみてください。本音で書きますので。
まず結論:「スクールを受講しただけ」では、ほとんどの人には難しい
早速、夢のない結論からになってしまいますが、
プログラミングスクールを受講しただけで、フリーランスになるのは結構難しいです。
ちなみに僕が受講したのは「テックアカデミー」というスクールですが、「どこのスクールを選べば良いの?」という問題でもないと思っています。
関連記事:未経験者がテックアカデミーを受講した感想【その後の結果も公開】
スクール受講後すぐにフリーランスになることが難しい理由を、ご説明します。
難しい理由1:「スクール修了 = スキルをマスター」ではない
これは僕自身が勘違いしていた部分なのですが、
スクール受講のメリットは、自分をエンジニアとしてのスタートラインに立たせてくれることです。
プログラミングスクールを受講したからと言って、バリバリのエンジニアになれるわけじゃありません。
実際には、自分自身の力で、勉強を継続していく必要があります。
プログラミング(Web)の世界は奥が深いので、学ぶことがめちゃ多いのです。
必要最低限の知識が多すぎて、自分自身の力でスキルを伸ばしていくのも、結構難しい話だったりします。
このあたりについては、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
「プログラミングスクールと独学どっちが良いの!?」な人に贈る記事
難しい理由2:プログラミング(Web)の世界は奥が深い
僕はWeb系の会社に就職したので、プログラミングというよりもWebの話も混ざってしまいますが、
プログラミング(Web)の世界は本当に奥が深いです。
僕はプログラミンスクールの受講後に就職したわけですが、周りの会話についていけるようになるまでに半年以上かかりました。
これは社内だけでなく、社外(お客さん)との会話も含めてです。
フリーランスとしてやっていくなら、お客さんの話をちゃんと理解して、プログラムに落とし込むまでが必要なわけです。
「自分の作りたいもの」じゃなくて、相手の欲しいものを作る仕事をする場合は、そういった能力も要求されます。
多くのプログラミングスクールのカリキュラムでは、さすがにここまでカバーしていません。
なので、スクールを受講したとしても、まだまだ必要な知識が出てくるわけです。
「そんなに厳しいのか・・・」と思った方へ
いきなり、厳しい話から始めてしまってすみません。
この記事を書いている僕は、以下のどちらも経験している人間なので
- 自営業(別業種とWeb)
- Web系企業で勤務
フリーランス(自営業)として働くことの大変さや、Web業界の実情も、ある程度分かっているつもりなんです。
なので、あえて厳しい情報を先に書きました。
とは言え、驚かそうという意図はなく、
純粋に「プログラマー就職 → フリーランス」ってキャリアの方が、大きなメリットがありますよ。
ってことをこの記事では伝えておきたいんですね。
その方が、「自由な働き方・生き方」により近づけると、僕個人としては考えているわけです。
「そんなこと言われても早く会社員から脱出したいんだ!」って方もいると思うので、
以下では、
- スクール受講後すぐにフリーランスになる方法
- エンジニアとして就職するメリット
この2点についても紹介しておきたいと思います。
「スクール受講後すぐでも、フリーランスになれるかも」な方法
仮に「フリーランス = 会社に属せず収入を得る」と定義したとすると、
例えば、Webサイトの制作スキル(デザイン知識、HTML/CSS、少しのJS)を学べば、道はあるかもしれません。
スクール受講後すぐでも、頑張って営業すれば仕事は取って来れると思います。(成果物のレベルはさておき)
どちらかと言うと、ビジネスセンスの方が大事な方法ですね。
しかし、「WIX」をはじめとする無料のWebサイト制作ツールが登場している時代です。
デザイン知識などの武器をガンガン磨くか、Webマーケティングなどの知識を掛け合わせていかないと限界は来ると思います。
生き残れるフリーランスになるために「就職・転職」が近道な理由
プログラミングを使って、生き残れるフリーランスになりたいと思う人には、
やっぱり「まずは就職・転職」をおすすめしたいと思います。
それに見合うメリットがカナリありますので。
就職すれば、幅広い知識を一気に得られる
プログラミングも職人技的なところがあるので、就職することで「プロのレベル」ってどんなものかを知ることができます。
そういった指針や目標地点を認識しておくと、自分の力量で受けられる案件を見分けることも可能です。
それだけでなく、仕事の回し方(工程)はもちろん、勉強だけではカバーしきれない「Webの常識」やトラブル時の対応なども吸収することができるでしょう。
これらのことを、お給料をもらいながら学べますし、自信もつくわけですね。
Web制作やシステム開発の相場感が分かる
仕事をすると、その対価としてお金をもらうことになりますよね。
個人で仕事をする場合、その値段も自分で見積もりするわけです。
実は、サラリーマンから独立した時にありがちな間違いが、この「価格設定」なのです。
ついつい「これだと、取りすぎかな・・・」と遠慮して、安く見積もりしがちなんですね。
そうなると、自由になるために独立したのに、いくら頑張っても生活が楽になりません。
適切な値段設定ができていないと、確実に消耗することになってしまうわけです。
「そりゃ、そうかもしれないけど」とお思いになるかもしれませんが、
実はコレ、僕が実際に失敗した話なのです。
僕の失敗談
僕が新卒で入った会社を退職した後、一番最初に取り組んだのは、
ニッチな観光地に移り住んで、スポットで英語の通訳・翻訳的なことをするという仕事でした。
当時はちょうど、外国人観光客が急増し始めた時です。日本人は知らないけど、何故か外国人には人気がある観光地ってのがザラにありました。
そういったニッチな観光地では「外国人対応」が全然追いついていなかったのです。
「メニューや案内なんかも日本語しかないんだけど・・・」という感じ。
ただ、僕を含めて誰も相場なんか分からないので、気づいたら【アルバイトぐらいの料金】で仕事を請けてたんですね。
この状況に疲弊したのがきっかけで、プログラミング学習をスタートすることを決めたわけです。
別業種での話を例にしましたが、これはWebサイト制作でも一緒です。
実は、未経験の人が思っているより、Webサイト制作の相場は高いのです。そういった相場も就職することで知ることができます。
Webサイトの制作を例に出せば、「これだと30万円、ここまでやるなら60万円くらい」という感じで、ポンポンと的確な見積りが出来る様になります。
お客さんから「ちょっと高いね。」と言われても、「でも、このあたりが相場なんです」と自信を持って言うことができます。
やっぱり「実務経験」は強い
何だかんだ言っても、実務経験はやっぱり強いです。
転職サイトでエンジニアの募集要項を眺めていても、2〜3年の実務経験を要するところが多いと思います。
「プログラミングはスキルが全て」とは言いますが、やっぱり実務経験があると有利なのは間違いないんです。
実務経験さえあれば、フリーランス・独立に失敗した時の「保険」にもなってくれます。
会社員にも戻りやすいわけですね。
それでこそ、自由な働き方・生き方だと僕は思います。
スクール受講後に、いきなりフリーランスを目指すと、このメリットを自ら蹴ることになってしまいます。
それはちょっと、もったいない気がするのです。
まずは基本に立ち返って、就職・転職も検討してみて欲しい
エンジニアとして就職すれば、フリーランスになる上で必要なものが、ポンポンと手に入るかなと思います。
上記のような未経験転職に力を入れている求人サイトを使うのも良いですし、今なら「就職サポート付きで無料」のプログラミングスクールも珍しくないので、使えるものを賢く使うと良いですね。
一度、実務経験を積んでしまえば、将来の選択肢はカナリ広がると思います。
追伸:会社員はもう嫌なんだという方へ
ちなみに僕は元々、ITとは全く関係ない業界で営業をしていました。
しかし、そこで働いていた時は苦痛ばかりで、すぐに辞めてしまいました。会社員自体も嫌になっていたのですね。
そんな経緯もあって、自営業をしていたわけなのですが
Web系の企業に就職すると、新卒で入社した会社とは雰囲気が全然違うくて、カナリ楽しく働けました。
業界が違えば、職場の雰囲気もガラッと変わるというの体感したので、会社員も悪くないんだなと思えています。
(余談ですが、イヤホンで音楽聴きながら、仕事できたりもします。)
どうしようか迷っているなら、転職エージェントに相談するような感覚で、無料体験を受けてみると良いです。
以下のプログラミングスクールなら、
無料でキャリア相談しつつ、プログラミングをちょっと学んでみることも可能です。
- TechAcademy [テックアカデミー]
:オンライン型、1週間の無料体験
- GEEK JOB
:通学型(東京)、無料体験と相談会
- CodeCamp
:オンライン型、スキマ時間(40分)で 無料体験/相談 が可能
自分に「エンジニアとしての働き方」が合っているかを確かめる、良い判断材料にもなるはずです。
カンタンな行動でも、人生を変える大きな一歩になります。
エンジニアは技術職。その道に進むのが、早ければ早いほど有利になりますよ。